夜叉ヶ池山



山行報告  
報告者 山口 博   
山行日 613  天候 曇り・小雨・強風
ルート 岩谷林道登山口―トチの木の巨木―758標識―夜叉が池―(往復)
 コース
タイム
 新田辺・松井ヶ丘(6:00/6:15)−今庄IC・岩谷林道終点(8:30/9:00)−登山口(9:10)−夜叉ヶ池(11:10/12:00)−登山口(13:40/14:00)−新田辺(17:00)
 参加者

リーダー:山口    サブリーダー:村上
男性:7名 梅澤 金本 西川 遊佐 吉川           
女性:7名 新居 伊丹 加藤 樺山 西上 玉井 吉野 一般2名 木曾             
合計:16名 

 山行報告 

12日夏山手中登山の説明会に出席していたが、明日の山行をどうするか天気予報では雨模様であるのが気に成るところである。

泉鏡花の戯曲で知られる夜叉姫の悲しい伝説の「干ばつ時に雨乞いの為長者の娘を大蛇に嫁がせる」夜叉が池は激しい風雨や深い霧に包まれる事が多い。

帰ってインタ―ネットで調べると、福井方面は午後3時ごろまでは曇りの予報であり、決行する事にして、参加者にメールと電話を入れました。

当日出発時は晴れていて新田辺を6時に出発して、大住が丘、松井が丘と廻り八幡東ICから入り今庄ICには830分に到着し、広野ダムから岩谷林道登山口には9時に着きました。

駐車場には大きなかつらの木があり、芝生公園の記念植樹のかつらも300年後にはこの様に成るのだが、温暖化が進む地球では?

登山道は良く整備されていて登り易い。福井の山は近畿の山と違って植林が少なく新緑が鮮やかなブナ林の中を登り、30分で大きなトチの木に出会うが立ち入り禁止で傍までは行けない。梅雨時期の登山は蒸し暑く登りが大変ですが今日は涼風が有り快適な登山です。

下りてきた人が“風がきつく寒くてとても頂上には登れない”と早々と下山して来られました。

夜叉が池には1110分に着きました。I年振りに再会の夜叉が池ボランティアパトロール員の方が、風がきついので此処が昼食場所に良いと池の傍の木道の脇を勧めてくださいました。荷物を置いて稜線に出ましたが、とても歩ける状態でない。此処は福井県と岐阜県の県境の中央分水嶺で日本海からの強風が吹き、台風並みの暴風で体のバランスが取れず危険で、開花が遅れていてヤット一輪だけ咲いているニッコウキスゲを見つけて写真を撮って早々に退散しました。楽しみにしていたヤシャゲンゴロウは暴風で池の波が高くて、残念ながら姿を見せて呉れませんでした。

天気予報より少し早く雨が降り出しましたが大した雨で無く140分に無事に下山し、新田辺には5時に帰って来ました。

★ヤシャゲンゴロウは国内希少野生動植物種(絶滅危惧1類)に指定されて、全世界で生息地はここ夜叉が池だけです。(ヤシャゲンゴロウの写真は昨年写した物です)